アイルランドワーホリで考えたこと、日本人とか日本とか。

お久しぶりです。東京のマンションの一室からブログを更新しています。留学から少し経て、生活は留学前のサラリーマン生活に戻りました。会社は変わり、大阪から東京に移り、30の壁を乗り越えた友人が待つ日本に戻っても少しも変わっていないですね。それはたぶん、自分がそこまで変わらなかったからなんだと思います。

アイルランドで考えたことを振り返ってみます。

ひとつはワーホリは自分にとっては「ホリデー」でしかなかったということ。学生さんは海外大学入学や就活の泊作りの為に来たり、社会人はワーホリ延長戦やワンチャン結婚みたいないろいろな目的をもってこられる人が多い中、私は文字通り「ホリデー」な日々でした。公私ともに犠牲にしてきた自分の時間を取り戻して、ランニングやプログラミング、酒屋めぐりや旅行に興じていました。アイルランドは面白くない、住みにくいという人も中には聞きますが、私は比較対象がないのでさほど不満を感じずに生活できました。でも、その中で印象的だったことを挙げると、

-みんな世間話大好き、人が欧州の人の中でもトップクラスにフレンドリー -インフラは途上国、仕事の質は低い -日本に対する印象は「良い」か「知らない」 -一般のアイルランド人はウイスキーあんまり好きじゃない

こんな感じでしょうか。日本人がアイルランド人をよく知らないのと同様に、アイルランド人もそのようです。そりゃそうだ。

アイルランドに来て良かったことは二つあって、 一つは欧州が世界の中心だと思っていることに気づいたこと。日本なんて「極端な東の小国」なのでそりゃヒョロヒョロの小さな小国民がいたらいじめるわ（極端ですが）って思います。それでもハイセンスな人は小説や歴史や政治の話をガンガンしてくれるので相手文化へのリスペクトを感じました。（日本のテレビってあまりないですよね） もう一つは日本人の民度は意外と低いなと思ったこと。頭の良くてお金をもっていて、マナーの分かるインド人、中国人、韓国人にとって代わられてます。さらに駐在員や学生が異国の地でバカなことをしていたり、インフラの悪さを指摘している人や味覚に厳しい人が文句を言っていると、すごく残念な気分になりました。世界で問題になっている移民の問題に向き合う以前の問題だなと思いました。

日本を出る前は日本が嫌でしたが、アイルランドにいる間は日本人でいることすら嫌だったこともありました。でも、いろんな人に日本の古典文芸（盆栽、落語、城）、ポップカルチャーや経済市場の大きさなんかをほめてもらえると悪くないのかなとも思います。 日本にいる間に過労で体調を崩した友人がたくさん見ました。みんな頭がいいので労働環境や年収のいい海外に行くことを目標にしています。 皆がそうするように、自分も自分の為に会社を辞めました。でも、ただ逃げ出したかっただけだったことに現地で気づきました。死ぬほど働いた仕事の密度に留学中の生活が追いつかなくて、初めてホームシックに陥りました。留学を決めた理由の一つに大谷君のエンゼルス移籍がありました（ミーハー）。お金を選ばず、批判を恐れずに渡米を決めた姿に胸を打たれて自分は決断できたと思います。

現地で見た記事で一番良かったのが乙武さんの復帰一号のnoteです。心の強さ、信念の強さに衝撃を受けました。乙武さん海外移住考えたんだ、てかそりゃそうだよな。。

私がnoteを始める切実な理由。｜乙武 洋匡｜note

あれだけ日本人に嫌われてもまだ日本が好きなんだなと、涙がでました。私はやめたけど前職の会社が大好きでした。でも、好きなのに変えられないとわかって、絶望しました。会社を辞めるのに、恋愛みたい感じたのを覚えています。この記事を読んで、私は日本がまだ好きで、日本人であることを諦めたくないと思いました。移住した方々が日本を捨てたとは思っていないです。ポジもネガも、もちろんいろいろな理由があると思います。

全然ワーホリのまとめになっていないんですが、ｗｗ 今の会社はとあるメーカーである程度のブランドを持っているので、ニッチで強烈な顧客を抱えています。彼らを大事にしながらジャパンブランドを作っていく過程が今、とても楽しいです。今は乙武さんのように日本をもっとよくできるように、日本で頑張っています。30前に「移民」として欧州で「ホリデー」できた経験、価値観のぶつけあいを仕事に活かしていこうと思います。

長文ですが、、読んでいただきありがとうございました。 勢いで書いているので、またあとで書き直しできたらいいなあ。。

Stockholm Marathon 2019

どうも。日が経ってしまいましたが、ストックホルムマラソンに参加してきましたのでレポートを書きます。 大会は6/1（土）でしたが、5/28からデンマークのコペンハーゲン、オーフスを弾丸で観光し、前々日の5/30にストックホルムに入りました。

大会参加者は約20,000人。ストックホルムの人口は約90万人。大会前後、市街でランナーの姿が少し目立ちますが混みすぎることなくちょうどいい大きさの街の印象を受けました。デンマークでもそうですが、セブンイレブンが街の至る所にあるのでそれだけで少し日本にいるような気分になりました。都市は街はずれの小島に続き、旧市街ガラムスタンやショッピングストリートのあるソーデルマルム地区を橋がわたっています。マラソンコースはそんな港の景観を楽しみながら楽しめるようになっています。ここからは自分の走った際のリポートです。

・スタート前 スタート時間が12時なので通常のマラソンと違い、睡眠時間に気づかうことなくゆっくり行動できたのがとっても良かったです。気候は13℃で曇り空。中央駅からスタジアム前までの電車はランナーのみ。日本人の集団の方もいらっしゃり、今まで参加したマラソンとの人気の違いに気づきました。

・スタート直後～10km 今回は4時間を切れるようなタイムでどこまで走れるかを試したかったので5分後半で走り始めました。開始早々に前日に見学した市立図書館を見てテンションが上がります。そして、沿道で応援している子供たちの可愛さといったら。青い目に本当に吸い込まれそうになりますね。。10km地点で市街の中心地に入り、市庁舎や国会議事堂前を通過します。このあたりの景観はすごい！

・10km~ハーフ 中央駅前から北上し、大きい公園のある東側を目指します。ここで私はデンマークで発症してた風邪のぶり返しの気配を察し、こわくなります笑（←笑えない）。このあたりで4時間切を諦め、完走目標に切り替えました。ですが、そんなことは気にせず、沿道の応援を背に走ります。各応援ポイントにはロックバンドの演奏ステージが用意されていて、ランナーも応援している人もノリノリになります。演奏ポイントでなくても家のベランダでお酒を飲みながらノリノリで応援してくれます。15-20km地点の公園で羊の群れも見ることができ、足を止めて写真を撮るランナーも多かったです。

・ハーフ~30km 旧市街ガラムスタンを通過し、南下していきます。市街は趣があって非常に走るのが楽しいエリアですが、初めての石畳に少々苦戦しました。なんというか、膝へのダメージと滑りそうな接地に緊張してしまいました。。もちろん観光地なのでノーベル美術館前は多くの応援を受けることができます。フォトグラフィスカという美術館の前は大きな客船が停泊していて、その風景もとても印象に残っています。そして、通り雨でまた完走できるか不安にもなりました。

・30km~ゴール west bridgeという大きな橋を渡り、運河沿いを走ってゴールのスタジアムへ向かいます。35kmあたりのcheer zoneというエリアではおそらくasicsのアンバサダーの選手たちがハイタッチで応援してくれます。美男美女からの応援をいただいて、またこれで走れます。30km以降はゆるい上り坂が続いて辛いです。終盤の給水ポイントではジェル、コーラ、コーヒー、バナナ、スポーツドリンクとより取り見取りなので、これも楽しいです。スタジアムを300m走って、ゴール！タイムは4:47:27でした。

・ゴール後 メダルと完走Tシャツを受け取ると、撮影コーナーとマッサージエリアがあります。また、いろんな食べ物が配布されています。自分が今まで出た大会で一番豪華だと思いました。（他の大型の大会もそうなのかな？）レッドブル、ビール、ホットドック、パン、バナナあたりがふるまわれていました。スタジアム横のサブトラックが完走後のアトラクションエリアになっており、雰囲気がすごく良かったですね。マッサージに大きなロッカールームもあるのでアメニティもすごく充実していると思いました。

走った翌日には旧市街地など自分が走った場所を今度は歩いて回るのも面白かったです。自分はお土産に北欧デザインの食器をたくさん買いました。体調が万全でなくタイムは満足なものではありませんでしたが、市街観光とマラソンを満喫できた今回の旅行でした。ストックホルムマラソンおすすめです！日本からめっちゃ遠いですが。。

自分はあまり速くないですがやっぱり走ることが好きで、観光しているときもその土地のランニングショップに行ってどんな活動チームがあるのか聞いたり、どんな大会に出ているのかを見たり、どんな位置にランステーションがあるのか気づいたり、、！ランニングから街の人の生活感を味わうのがめちゃめちゃ好きで。

また、ランニングを通してその都市毎にある街とランニングの距離感を知れたのが、自分がヨーロッパの旅行で得た大きな体験です。都市の歴史と文化に紐づくものも多く、日本では知らなかった欧州諸国の関係も少しは学べた気がします。

あと、英語を勉強しに来ている自分にとって、当たり前なことですが言葉ってコミュニケーションにとっても必要不可欠ですけど、マラソンを走っている時だけは街の人たちと言葉なしで気持ちを共有できるような気がするのがランニングの好きなところの一つ。

そんな風に走りながら観光していくことを、日本に帰国してからも続けていきたいと思いました。以上～

アイルランドのコミュニティ、イベントを探す方法

どうも。今回は私がアイルランドで自発的に参加したコミュニティや単発イベントを紹介したいと思います。たくさん英語を使いたいのはもちろん、いろんな国籍の人と、多様なトピックで会話することを目的に参加しました。日本でも長野、名古屋、兵庫と20代で三回引っ越しをしているので、知らない土地でどうやって友達を増やすのかが自分の人生でかなり大切なことだと思っています。自分と同じ趣味を持つグループに入るのが先決だと思いますが、そのグループをどうやって見つけるかは苦労しました。前提として、学校や職場でできた友人は生活を彩る最短最重要ポイントです。

アイルランドは、特にダブリンは東欧ではポーランド、南米ではブラジル出身といった多くの移民の方に会う機会が多く、他のワーホリで行ける国との一番の違いなんじゃないかと思います。また、トピックによって会える国籍の傾向が違うことも面白いですね。それでは、イベントごとに紹介します。